施行の流れ

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環境貢献工法

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平面図、基礎伏図などから建物の位置を確認し、5カ所ほどのポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。

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地盤調査(SS試験)(0.5日)

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地盤の強さを調査する為に
スウェーデン式サウンディング試験(SS)を行います。

スウェーデン式サウンディング試験(SS)とは?
地盤の強さを測定する試験方法。住宅の地盤調査では一般的に採用されている。機械の上部におもりを設置し、先端の尖った部分がどれだけ貫入したか、また貫入が停止した時にはハンドルを回転させ、25cmごとに貫入に必要な回転数を測り地盤の強さを測定。

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設計・お見積り

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地盤調査の結果から、現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。

施工前、当社では専門設計士による杭配置図の他に考察および安定計算書をお見積りと一緒にお渡ししています。

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施行(2~3日)

Null施行後、当社では現場チームから
(1)掘削深度および砕石投入量(全杭)
(2)各工程段階の写真
(3)砕石パイル施工図
(4)平板載荷グラフ、データ
(5)事後試験後の考察
を一式として報告書をお渡ししています。

使用機械および資材を搬入し、杭位置出しを行います。
圧密掘削開始。砕石を投入し、砕石を圧密の作業を繰り返し行い、5tの機械荷重を先端に掛けながら、砕石柱を構築していきます。

よくある質問

QHySPEED(ハイスピード)工法とはどんな工法ですか?
A硬化剤を一切使用しない天然砕石パイル工法です。
地盤に孔を掘り、その孔に砕石を詰め込み、石柱を形成する、天然素材のみを使った、人・環境に優しくとっても強い、軟弱地盤の地盤改良工法のことです。
地震・液状化対策はもちろん、環境面の配慮も万全です。「HySPEED工法」は、健康と財産を同時に守れるリスクのない工法だと言えます。
Q建築後、30年以上の建物を解体して、新築建て替えをする場合でも、地盤改良が必要ですか?
Aハイスピード工法で造られた地盤は、将来建て替えのとき、同程度の建物であれば、繰り返し利用できます。
Q地盤改良による土地評価の目減りとは?
A2003年1月に土地の評価方法が変わりました。
新しい不動産鑑定の仕組みでは鑑定時に「土壌汚染」や「埋設物」の有無をチェックし、もし発見されれば土壌汚染の浄化費用や埋設物の撤去費用を差し引いて算定されるというものです。
例)以前、地盤改良をした評価1,000万円の土地があり、土壌汚染調査をすると六価クロムが検出されたとします。
1,000万円から六価クロムの浄化費用(300万円)・埋設物の産業廃棄処分費用(100万円)を差し引いて土地評価が算定されます。
つまり、1,000万円-(300万円+300万円+100万円)=300万円。
以前は1,000万円であった土地の評価が300万円に激減する恐れがあるのです。
これはあくまでも例ですが、地盤改良により杭を打つだけで埋設物の撤去費用と産業廃棄物処理費用がかかり、土地の価値が下がってしまうことがおわかりいただけると思います。
Q環境汚染をめぐる様々な問題とは?
Aセメントによる地盤改良をし、結果六価クロムが発生してしまうと、その地盤(土地)だけではなく、六価クロムが地下水を流れ周辺の自然環境にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
例えば、六価クロムに汚染された田畑の作物や、井戸水などは口にできなくなるでしょう。
また、鋼管(鉄パイプ)杭を打つ地盤改良にしても、将来家を解体し更地にする時には、きちんと杭を撤去し処理しなければ、産業廃棄物の不法投棄と同じことです。
 
Q本当に六価クロムは発生するの?
A平成14年に土木研究所が調査した、全国での国土交通省直轄工事(公共工事)における六価クロムの溶出試験結果によると、全体で約6.3%土壌環境基準(0.05mg/1以下)を超える六価クロムの溶出が見られたとの結果が出ています。
現在、六価クロムの溶出試験が義務化されているのは公共工事だけであって、一般の民間工事では義務化されていないのが現状です。
現在年間の住宅着工棟数(分譲マンションは除く)は約90万棟あります。
90万棟の6%で単純に計算すると年間54,000棟以上の住宅が六価クロムに襲われているともいえます。
Q材料指定をすればいいと聞くが?
A六価クロム対応の新型固化材はありますが発生メカニズムが解明されていないため、この新型固化材でも完全に六価クロムが発生しないわけではありません。
平成12年4月から平成14年4月までの2年間、国土交通省直轄工事(公共工事)における六価クロム溶出試験でも、六価クロム対応の新型固化材を使ったにも関わらず約5.6%土壌環境基準(0.05mg/1以上)を超える六価クロムが溶出されています。